2016.04.25
ラクジョブにはどんな人が登録しているの?ゲーム業界プログラマー編
4月になって増えたプログラマー採用
3月〜4月は転職が増える時期。求人広告であるラクジョブにも随分採用に関するお問い合わせが増えています。色々とご連絡を頂く中、特に最近多いお問い合わせが「プログラマーを採用したいんですが、良い人はいますか?」というもの。どうやら今月からはプログラマーの採用が増えてゆくようです。じっさい応募が動いているのは現在どちらかといえば3DCGデザイナーですが、以前も書いた様に5月の連休明けからプログラマーの応募は増える傾向にあります。今のうちからプログラマーの募集をかけるのはじつはタイミング的にもベスト。今回はそんなニーズの多いプログラマーについて、どんな人の登録が多いか、そういう方を採用するにはどうすれば良いかなどについてご紹介してゆきます。プログラマーやエンジニアの採用についてご検討の方は是非参考にして見て下さい。
20代中盤からの登録が多め
まず年齢層。目立つのは20代からの登録です。25歳以上で経験のある方が最近特に登録しているように思えます。また、未経験の方や学生さんからの登録も1/3ほどあります。こちらは新卒としての登録ですね。3月半ばからこういった登録は増えました。時期的なものだと思われます。中途として登録している20代後半の人材は、昔にくらべて随分LAMP環境に慣れた人材が増えました。Javaでの開発を経験している人、Unity経験のある人も珍しくありません。Cocosの開発経験者はあまり多くありませんので、これについては入社後に実務として教える方が効率的と思われます。新卒についてはC言語を中心に勉強している人が一般的で、Unityも触ったり研究している人もそれなりに多いという印象。たまにUnreal Engineを使っているような人もいます。こちらについては東京だけでなく宮城や名古屋など、日本中から応募が行っています。
希望年収、転職理由は?
プログラマーには希望年収を明記する人があまり多くありません。収入の部分が理由で転職する人が少ないから、というのが主な理由でしょう(因みに収入欄に希望年収を書くのが最も多いのはディレクター職、プランナー職です)。全員が全員明記しないわけではなく、最も登録の多い20代後半、経験3年〜5年の人材は平均的に350万〜400万くらいの年収を希望しているようです。それもほとんど、これまで働いている会社の年収を参考にしているものなので必要以上に+αを求めているものではありません。・・・とはいえ、転職に際して給与面が数字として明記されていない会社は、明記されている会社に比べて応募が減る傾向にあるので、こちらは必ず具体例などを記すようにしてください。
さて、給与面を転職理由にしない彼らは何を求めて就職活動をしているのでしょうか?自己PRや現在の就職先についての記述を参考にすると、「ゲームにもっと深く関わりたい」「自分がまだやったことのないゲームを手がけたい」という欲求が強いようです。また、新規に登録される人材の1/4はゲームの関わらないIT業界からの転職希望となっており、こちらは「システム開発系を主な仕事としているが、どうしてもゲームを作りたいという思いが募ったので転職を検討している」というパターンが一般的です。20代後半ということもあり、新たな言語や開発についての知識を手に入れること、成長することを何より望んでいるタイプが特に活発に転職活動をしています。
良いプログラマー採用のためのコツ
まとめると、現在ラクジョブに登録が多いのは
「20代後半〜のゲーム業界経験者人材。LAMP系やUnityの実務経験がある。希望年収は350万〜400万。新しい知識や成長を希望して転職活動をしている」という人が1/2、
もう半分のうち1/4に該当するのが、「C言語やUnityを勉強している新卒」
残りが「IT系の仕事からゲーム業界への転身を希望する20代後半の人材」です。
それぞれ現在採用を希望している人材は違うと思いますが、例えば経験者のプログラマーを採用したいと考えた場合に「ゲーム業界が未経験でも社会人としてプログラマー経験があればOK」という募集の方法をとれば、採用の可能性は1.5倍になります。また、年収面を少し高くするよりも「自社でどれだけの成長ができるか」というアピールの方が人材にとって魅力的に映るでしょう。2013年頃の「ソーシャルゲーム起ち上げ期」に比べてプログラマーの転職は減っています。これは高い年収だけで人材を採用するという動きが劇的に減ったからであり、逆に「お金以外の価値」を求める人材が転職市場に増えてきたことが理由として挙げられます。
また、最近は人材の募集をする企業側も「新規起ち上げ」より「不足した人材の補充」のために採用を検討することが増えてきました。逆に言えばどの会社でも採用の状況が似ているため、求人をかける際には差別化が必要です。もし御社でプログラマーの採用を行いたいという場合は、自社でしか学べないこと、自社での成長速度などについてアピールする事を強くお勧めします。
5月に向けてプログラマーの動きが活発化することを見据えて今回は簡単なまとめ記事を上げましたが、ニーズは企業さまごとに様々です。何かある場合はいつでも下記よりお問い合わせ下さい。
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