2016.01.05
新卒募集 生理休暇100%OKのビ・ハイアで働く健康と仕事の両立 平田悠貴副社長が説明
さて、どのベンチャー企業に、求人記事として生理休暇やらPMSやらこんなに書く企業があるでしょう?弊社ですけど。そもそもビ・ハイアはスタッフに対し女性が3割と、我々女性スタッフの数は少なめです。最も、平成26年の労働力人口は6,351万人、そのうち女性は2,824万人というデータ(総務省「労働力調査」基本集計より)も出ているので、ほとんどの会社は女性より男性の方が多いと考えて良いでしょう。
生理の時は甘いもの食べて乗り切ったりしますが、それでも無理なときは休みます。
私は中高一貫の吉祥寺女子校と、女性ばかりいる学習院大学文学部出身者のため、月に何人か不調で休むということが常識な世界から来て社会人生活に入りました。こうして「男性」がいる世界に来て始めて知るのは、女性だけしかいない世界というのは逆に女性の常識が常識になりすぎていて、男性社会(または男女社会)における常識がよくわからない、という事態です。
私自身、学生時代は月に何度か腹痛やら頭痛を起こすのが当然な体質だったのですが、これが生理と関係しているということはあまり考えていませんでした。PMSについても、実は知りませんでした。PMSについて知った時は目から鱗という状態でしたが、あれは「男性が共存する社会の中で生理とは何か説明するための一例」とも言えるのですね。女性しかいない社会だと「なんか体調悪い」という自己申告だけで具体化しなくても良かったのです。
ああっ、ここまで書いてもう手がだるい。血が足りない。
さて、例に漏れず私も生理期間が好きな方ではありません。しかし、他の記事でも書いてある通り生理休暇というのはどうにも取りづらい。
それは、風邪などと違い生理がもたらす症状にも起因すると思われます。下記は、体温計で知られるテルモ株式会社が行った、PMS(月経前症候群)に関するアンケート結果です。
http://www.terumo-womens-health.jp/trouble/3_5_1.html
より
おわかりいただけるしょうか。女性の91%が感じているというPMS(月経前症候群)の症状ダントツ一位は「精神的な不安定」です。生理痛や頭痛などわかりやすい症状ならまだしも、「精神的な不安定」は自己申告です。
やたら肉とか甘いものが食べたくなったりします。
第一、自己申告をするべき時に精神は不安定なのだから、もう自己申告すら難しい。まさかこんな短い症状で精神科にかかることでもないし、となると医者からの太鼓判も貰えません。更に、このHPにも書いてありますが「PMSは具体的な症状は多岐にわたっているため、非常にとらえにくいのが実態」・・・ということは、気のせいかも知れない?という事を不安定な精神で考えるのです。仕事になりませんね。
精神的な不安定にも人それぞれ違いがありますが、「こんな事で休んだら会社の皆からどう思われるか・・・」という不安を必要以上に感じる事もあります。自分1人でどうにかできれば良いけれど、そういう訳にもいかない。かといって堂々と人の力も借りにくい・・・そういう状態なのが「生理」です。
この状態についてどうすれば良いか、絶対的に正しい結論はまだ出ていません。ただ、弊社には「生理休暇」があります。また、生理について完全な理解はできなくとも、そういうものがあると理解しようとしているスタッフや社長もいます。だからこそ私達女性陣がそれぞれ最適な身体との付き合い方について考えることもできます。今現在女性のトップとして私が気をつけているのは、生理で身体が動かないと思った時に無理をするのはやめて堂々と休むこと、そして生理中でも休まないと決めたらきちんと仕事をすることです。
制度があって人がいるのではなく、人がいて制度があります。制度は私達がもっと最適化するために変えても良いものです。生理休暇についても、制度があるから必ず利用しなければいけない訳ではありません。逆に生理休暇を盾に1週間も2週間も休む事が会社にどれだけの負担を与えるかということも、従業員の一因として把握しておきたいことです。全てはバランス。バランスと一言で言うのは簡単ですが、正しいバランスは自分で見つけるものです。ビ・ハイアが求めるのは、そういった「自分の人生に対してバランスを見極められる人」です。会社に100%与(くみ)することが正解という人もいますし、会社はお金を稼ぐ場所として捉えてこそ全力を出せる人もいる。これらは全て人やその目標によって違います。副社長で女性という私がたまたま生理中でも仕事をしているからといって、皆さんにもそうであれというプレッシャーはかけたくないと思っています。「働きやすさ」と言うととても陳腐になりますが、出来る限り女性にとって働きやすい職場であるようこれからも心がけていこうと思います。
この記事についてはこちらの動画でも説明しています。
採用や色んな募集概要詳細については
http://be-higher.jp/staffrecruit/