【絶対採るための方法論】求人写真はダサくしろ？

こんにちは。アニメゲームマンガ業界専門求人広告サイト、ラクジョブを運営しております平田です。これは採用担当者向けのページです。逆に面接する人が、裏話として読んでみると面白いかもしれません。

ラクジョブが生まれてもう8年、以前はコンシューマーゲームの求人やアニメの求人をのんびり掲載している媒体でしたが、2010年以降ソーシャルゲームの波に呑まれお問い合わせも求人も物凄く増えている今日この頃です。

さて、今回のタイトル「求人写真はダサくしろ」。どういう事かわかりますでしょうか。実はこのセリフは私があらゆるゲーム会社さんにここ最近毎日のようにお話ししている言葉です。

かつてラクジョブが出来た頃と今では前述の通り掲載企業数が格段に違います。その理由はソーシャルゲームやアプリ開発の増加が主なものですが、こういった開発を主としている企業様はいわゆる最先端のIT企業系システム開発会社や、元WEB広告会社としての側面が強く、会社の雰囲気も色もこれまでのゲーム業界とは少し違います。例えばWEB広告会社が元となっている場合は、当然求人の際に会社を見せるための綺麗な写真、パッと目を引くような美男美女のオシャレな写真を沢山用意して下さいます。大手システム会社の場合も求人用に既に写真を用意してある場合が多く、仕事のしやすそうな明るいオフィス、綺麗なデスク、社内カフェなどの写真が次々に出て来ます。

笑顔で明るい職場･･･てこんな風景自分のオフィスでみたことがありますか？

デスク周りは綺麗に整理整頓！ストールなんか巻いてオシャレに仕事･･･って開発現場ありますか？

仕事の合間には社内のカフェでエスプレッソなんて飲んでリラックス･･･？しても〆切りは追いかけてきます！

こういった写真は全て、NGです。少なくともラクジョブ上で求人する場合は比較的避けていただきたい。これまで、どこにでも社名を知られているような大手ソーシャルゲームメーカーさんの求人を載せた時もそうでしたが、当初お客様の意向+社内への立ち入りが出来ないという事で、ご用意いただいた社内の綺麗な写真を載せたところ2週間ほど応募がほぼゼロ。比較的募集の集まりやすい職種だったにも関わらず異様な状況だったので「そういった宣伝写真っぽいものでなく、まさに開発の現場そのもの･･･という写真をお願いします」とお伝えし、今度は人事の方の協力により「まさに開発現場」という写真を撮って頂きました。

これまでの写真が「七分丈のパンツ、オシャレ髭、男女が明るい窓のそばで腕を組んでポーズを取っている」という雰囲気のものであれば、次の写真は「全員それぞれチェックのシャツを着ている徹夜明けの開発スタッフが、寝癖とマスクを纏いつつも仲間と頭を突き合わせて試作ゲームを遊んでいる風景」でした。

ここまで確実に求めている写真を撮って下さった人事の方もすごいんですが、何よりこちらの写真にした瞬間、PVがこれまでの10倍、応募も5倍になりすぐに採用が決まったのでした。このパターンは他社でも応用が利き、「これまで綺麗な写真しか使わなかったけれど、こんなに効果が違うとは思わなかった」「募集職種の人材は業界には全然いないとあきらめていたが、アプローチの方法だったんだと初めて気づいた」など様々な声を頂きました。

何故こんな事が起きるのかというと、ラクジョブ自身は企業向けにも個人向けにも「アニメゲームマンガ業界しか載せません！」と訴えているため、集まる人も他に比べて「とにかくアニメゲームマンガが作りたい！！」という気持ちの強い方が多いのです。そうすると「ここはオシャレじゃないとダメなのか･･･」「休日にバーベキューする仲の良さ･･･？そんなことはしたくないな･･･」と、一見明るい雰囲気の求人記事にも気後れして応募しないというのが応募者心理なのです。

そのため、この方法論はアニメゲームマンガ業界にしか使えませんが、情熱を持つクリエイターが欲しい場合はまず彼らの気持ちになって記事作りをする！という基本を忘れないで下さい。その他にも方法論は様々ありますが、ご相談頂ければ御社にあったブランディングをお話しいたしますので気になる方は hirata@raku-job.jp 平田宛にご連絡下さい。

ビ・ハイア株式会社 平田悠貴
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