この「プロジェクトの終わり頃」は、6〜7月、9〜10月、12〜1月、3〜4月といった季節の変わり目とちょうどマッチするため「季節の変わり目は人材の動き時」というご説明をしています。この中に「12〜1月」･･･つまり年末年始が入っていることにお気づきいただけたでしょうか？そう、まさに今、人材が動いているのです！

とはいえ、年末年始は求人広告サイトのPVが落ちる時期でもあります。特に12月28日〜1月3日くらいまで、大幅な人材が仕事を休んでいる時期は応募もPVも下がります。その代わり休み明けになるとドッとPVが増えます。去年のラクジョブのデータでも、3が日明けは1.5倍のPVとなり、応募も突然増えました。これは「連休モードから段々仕事に戻る事を意識せざるをえなくなり、どこか良い仕事先は無いかと求人広告を見始める」事に発端すると思われます（その証拠に、GW明けや日曜明け、平日の休み時間もアクセスが多い時間帯となります）。

つまり休み明けの最初に人材が目にする求人広告をどれだけ魅力的にするか、というのが人事採用の方には重要な課題なのです。転職者が前の会社を辞めてから次の会社を探して就職するまでの期間は意外と短く、厚生労働省による平成18年転職者実態調査結果によると「離職期間は1ヶ月未満」が最も多いことがわかります。つまり、「季節の変わり目」に離職した人は「季節の変わり目」の間に転職を済ませてしまっているのです！

それではどうすれば良いのか？について。最も効果的なのは露出を増やすことでしょう。求人広告サイトはラクジョブ以外に短期で掲載出来るものもあります。2週間や1ヶ月といった短期掲載をこの頃に行い、少しでも転職者が目にするようにしましょう。しかも年末＝月末ですから、求人広告会社に交渉すれば安く掲載をしてくれる可能性もあります。（ラクジョブは値下げはしていませんが･･･！）もし既にいくつも求人広告を打たれている場合は、求人広告内容や会社の魅力について語っている部分に力をいれるなど少しグレードアップしても良いでしょう。一番良いのは写真を変えて、新しい求人のように見せるという手です。しかし求人広告の中には画像の変更ができないものもありますのでご注意下さい。

求人広告を今から出すのは間に合わない！という場合は最低限、会社のHPやTwitter等人材が目にするであろう場所に求人情報を載せることは必須です。見てくれる可能性は高くありませんが、万一に備えて網を張っておくのが賢い求人担当者というものです。

でももう2015年は仕事納めになっちゃったから、会社にも行かないし求人広告も頼めない！という場合！そんな中こんなコラムを読んで頂けるなんて、仕事熱心な方なのだと思います。そういう方は年明けのアクションに力を注いで下さい。今現時点でも、ラクジョブには多々応募が行っていますが、優秀そうな人材であればあるほど複数の企業に応募しています。

彼らが短い1ヶ月未満という転職期間の中で御社に進むかどうかは、ひとえに御社からのリアクションが他の会社より早いかどうかで決まります。応募があった人材に対しては、休み明けすぐに連絡を取りましょう。人材はまだ休み中なんじゃ無いか･･･？と心配してはいけません。また、「もしこんなに早く連絡したらブラック企業だと思われてしまうのでは･･･？」と思うのであれば「期待出来ると感じたので、おはやめにご連絡しました」と一言入れましょう。基本的には人材はあまり気にしていませんが･･･。

一にも二にも人材への連絡のスピードは大切です。それは求人広告を増やしたとしても、求人内容を良くしたとしても同じです。また、人材に対しての連絡は電話が最も望ましいというのは事実です。大手の会社ほど、新卒採用でさえ合格者には電話を使って連絡をしてきます。メールで連絡後、すぐに電話をかけて二重確認するだけで他社と差を付けることが出来ますので、是非実行して下さい。

いかがでしょうか？今日が最終営業日だ！という方も、年末年始って何？普通に月末月初だけど？？という方も、動きやすい人材を逃しませんように、そして来年からもっと良い人材が入ってもっと会社がラクに上手く回りますように、私達も願っております！！