2012年頃、イラスト制作会社が劇的に増えました。ソーシャルゲームでカードバトルが盛んになった際に、バブル的に突然ニーズが増えたのです。2011年以前は「広告漫画制作」くらいしかイラスト制作会社は無かったにもかかわらず、厚塗りやエロゲ塗り、水彩、乙女、背景、萌え絵、3頭身･･･といった様々なジャンルのイラストを描き分けられる会社が必要とされるようになりました。しかしそれも2016年の今は鎮火しています。かつてのイラスト制作会社は既に別ジャンルに移るか、イラスト制作業界の少ないパイを奪い合うような状態になってしまいました。

そんな中、もし御社がイラストをお願いしている会社が「4年前とほぼ一緒」であれば･･･それは危険と言えます。同じように「安いから」というのも物凄いリスクをはらんでいます。業界が縮小傾向にあるとは言えイラスト制作会社がまだ群雄割拠しています。しかし、だからこそ「残る」会社さんを選んで頂きたいと思い、今回の記事を書くに至りました。もし現在「他の会社も試してみたいかもしれない」･･･と思う場合には是非参考にしてみてください。

イラスト制作会社は、8割方が「自社に登録しているフリーのクリエイターへ発注するスタイル」を取っています。つまり理論上は、クリエイターさえ揃えていれば「何でも描けます」というのがイラスト制作会社の売りの1つです。しかし、こういった登録型イラストレーターは1社だけでなく数社のイラスト制作会社と契約を結んでいるのが当然のため、良いイラストレーターはやはり取り合いになってしまい、お願いしたい人材は空いていない･･･ということは日常茶飯事。人気の作家は1年後まで埋まっていることもあります。そんな中、いくつかのイラスト制作会社は、不当な価格競争やイラストレーターの取り合いを避けるために自社の得意分野を確立しています。例えば美少女や萌えに強い、例えば厚塗りに強いなど･･･特化するというのはそれだけビジネスチャンスを失いそうに見えますが、「このジャンルはこの会社に任せれば間違いない」という絶対的な立場を築くことは「何でも出来る」というアピールに比べて覚えられやすく頼られる可能性も高くなります。

この方法はイラストやエンターテインメント業界に限らずよく取られる例で、例えば「学生旅行はH.I.S.」で知られるH.I.S.は、競争の激しかった旅行業界で学生旅行のみを扱い、その分野では特に名前を知られるようになりました。プレミアムビールに特化し、見事6年間で売上を20倍以上に伸ばしたサントリーなど、有名な会社でも既に取られている戦略です。イラスト制作会社の中でも現在一部の会社さんがこういった「特化」型の差別化戦略で質の良い作品をどんどん作り出しています。

背景と「絵を動かすこと」に特化したイラスト制作会社

今回ご紹介するのは、この「差別化戦略」をいち早く取り入れたイラスト制作会社、株式会社トゥーザワールドです。

株式会社トゥーザワールド

トゥーザワールドはイラスト制作会社として設立された会社ですが、現在では特に背景グラフィックや、安価に絵を動かす技術に特化されています。「絵を動かす」というと思い出されるのがLive2Dですが、トゥーザワールドでは全く同じ効果を持った「E-mote（えもーと）」という技術を使い、滑らかにキャラクターや絵を動かすことを得意としています。E-moteの特徴は、Live2Dの半額近い手頃な価格ですが、この技術をほぼ自由自在に使いこなしているのはE-moteのメーカーかトゥーザワールドくらいでしょう。実際、既にこの技術は一部ゲームにも使われており、豊かなゲームの表現を次々と産み出しています。トゥーザワールド自身がE-moteの研究を以前より熱心に行っており、専門的な質問も社内ですぐ対応ができます。「E-moteって何？」「Live2Dとの比較が知りたい」という場合は、下記お問い合わせフォームまたはトゥーザワールドHPからお気軽にお問い合わせ下さい。元々「Live2Dを得意としています！」という会社もほとんど無い中、絵を動かすことに特化している会社は本当に貴重です！既に手がけているプロジェクトもあるため、気になる場合はお早めにどうぞ。

また、もちろんキャラクターや小物イラストも手がけるトゥーザワールドですが、得意分野としては「背景」があります。ゲームを作る上で最低限必要な背景イラスト、せっかくなら綺麗な会社に頼みたい･･･という場合はご連絡してみて下さい。背景会社は沢山在るのですが、大抵がアニメ会社との繋がりが強く、ゲーム用の背景をスピーディーに上げるとなるとすぐ対応出来ないなど問題が起きがちです。トゥーザワールドはイラスト制作会社として納期やクオリティマネジメントをしっかり行うため、ご安心頂けます。金額感は内容によって違うため、直接お問い合わせ下さい。