2016.01.19

「とりあえず作った・・・」社員すらアクセスしなかった自社HPのアクセスを8割増しにし、問合せを15倍にしたテクニックとは?

Businessman connecting tech devices
hirata1こんにちは。平田です。私はこの会社に勤めて7年になります。

志望業界が全部不合格で、半ばやけっぱちで受けたベンチャーに受かってしまい、今では副社長。人生はわかりませんね・・・。さて、私がこの会社を最初マイナビで見たとき、「へえ、アニメゲーム漫画業界の為の会社なんだ・・・よくわかんないな」と思い、真っ先にHPを検索しました。

そこには・・・もう今は無いのですが、歯医者のHPか何かと間違えそうな、無難きわまりないウェブサイトがありました。情報は最低限の会社情報のみ。他にわかる事は何もありませんでした。私はマイナビの情報だけを頼りにこの会社を受けたのです。

hiratayuukisyasin5程なくしてビ・ハイアの企業サイトは無くなります。

そして私が入社して2年ほど経ってから、「平田さん、ビ・ハイアのHP作っといて」という依頼がやってきます。「最低限会社の事がわかるために」と作られたそれは、そこまで予算もかけられず、殆どweb制作会社さんに一任したものでした。

当時のメールのやり取りを見てみると、代表の清水は全く口を出していないことがわかります。スタッフの顔写真や会社の理念、自社キャラクターの紹介ページなどが作られ、以前より見栄えが良くはなったものの、物珍しさで当初アクセスしていた社員もアクセスが減り、どんどん過疎サイトになってしまいました・・・。もちろん取引先が増える度に毎回検索はされていたようで、全くアクセスがゼロということはありませんでしたが、更新も全くされていなかったため、実質死んでいるサイトでした。

それはもう、カラッカラに枯れ果てかけていました。
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Futuristic girl in virtual roomそんな中、弊社の代表が2015年末頃から突然

「自社サイトからの情報発信をする」

と言い始めました。

弊社はクリエイター専門の求人広告ラクジョブと営業代行ラクビジを行っていますが、クリエイターを採用することはないために別の求人広告サイトを利用しています。

hiratayuukisyasin3平田1名採用するのに5,000人のエントリーがあった

しかし・・・他社の求人サイトで自社の採用をすると驚くほど採用率が低かったのです。私の採用をした時も応募数は5000以上、その中で採用に至ったのは1名。

それから先も毎年応募数だけは増え続けましたが、採用しても辞めてしまう、そもそもそんなに採れない・・・など、労力だけは使うが結果が期待に添わないことばかりでした。

そこで、「求人広告を使うのを辞めよう」と決意したのが2014年。奇しくも同年の初めには、2015年卒の新卒でエン・ジャパンが新卒専門求人サイトを撤退するというニュースもあったため、否が応にも新卒採用サイトはアテに出来ない、という確信が強まりました。

YouTubesaiyou動画だけで採用したり色々やりました

これまではリクナビとマイナビ、またはエン・ジャパンという2つ以上の広告サイトを利用していたのをスッパリ辞めて、動画だけで採用してみる、Facebookだけで採用してみる、といった工夫を始めました。その中で効果があったものについてはラクジョブをご利用頂いているお客様にも一部ご提供しています。

そして今年は「自社HPからの情報発信」。これは、そもそも人が何か決断する際の行動を論理的に考えた上で出した結論ですが、今ここで話すと長くなるので、興味がある方は下記を参考にしてみてください。思えば私もこの記事で分析されている通りにビ・ハイアへ就活したことがわかります。

アレが発売された日 2012年9月21日・・・この日以降 採用戦略は大きく変わりました

さて、このことに気づいてからすぐに、ビ・ハイアのHPだけでも300近い記事が公開されました。全てビ・ハイア内部で書いている記事です。採用に関するコンテンツから、お客様を増やすための情報発信記事、案件情報など、採用と営業の2方面に特化してサイトと記事を充実させてゆきました。

Google1圧倒的に増えた応募とPV

結果、まずPVは記事更新前の8割増しになりました。ユーザー数は約2倍。セッションは2.73倍。元々の数字は公開いたしませんが(守秘義務を交わして弊社からのコンサルティングを受ける企業様には公開しています)、正直、これまでの企業HPの姿ではあり得ない数値でした。また、FacebookやTwitterも連動したところ、SNSからの流入は1660%増しに。これは下記のような話題性の高い記事が多くのRTやシェアをされたためです。

新卒募集 清水有高社長について行けない!辞めよう!と思った瞬間は?女性副社長平田が語るそれでも続けているのは?なんで?

これはいわゆる「ホンネ記事」ですが、「逆に安心した」「リスクも認識できた」という声があり、こういった記事を上げ始めてから毎日応募が来るようになりました。

これまでは採用ページに「〇〇ナビさんで募集しています」と書いてあるだけだったので、当然ですね・・・。現在着々と選考も進んでいますが、中途採用してください!という方からも毎日の様に応募が来るのは意外でした。新卒だけでなく中途採用にも大きな効果があるということです。

また、営業部分でも役に立ちました。このように記事のUPをし始めてから、問合せの数は更新前の15倍になりました。15倍!これまでの営業努力は何だったのか?と思える数字です。毎日増える傾向にあるため、このまま記事のUPを続けていれば問合せの数も増えると思われます。

甦ったホームページ
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いかがでしょうか。自社HPからでも充分求人と営業は完結出来ます。その代わり確かに常に大量の情報発信が必要ではあります。私達は常日頃から文章を書くことと本を大量に読むことを会社の課題として行っているため、毎日2000文字くらいの文章を8つくらい用意することに抵抗はありませんが、さすがにその量は・・・という場合はこういったサービスも行っておりますのでご参照ください。

アニメゲーム漫画専門最強SEOサービス Googleからの流入が5倍?ビ・ハイア新サービスZMCは効果があるのか?

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PROFILE

平田 悠貴 ビ・ハイア株式会社副社長

平田悠貴

ラクジョブ運営会社で2番目に偉い人で現場で1番偉い人。東京都在住。学習院大学文学部哲学科出身。ラクジョブはこの平田さんがいなかったらもっと前になくなっていたでしょう。アニメをみて、作画が良いと良く感動して泣きます。