2016.01.19
ゲーム イラストレーター 採用実績 発想を180°変えて応募を劇的に増やしたフォロー術
本日ご案内するフォロー実績は、他社さんでもよくお話するものです。キラキラした嘘くさい記事は応募が少ない、ということを如実に証明した例でもあり、採用について大変考えさせられることの多い出来事でした。
今回の掲載実績
掲載職種:ゲーム業界/イラストレーター
掲載期間:半年
応募数:53名
面接数:8名
採用数:4名
募集をかけたのは大手SAPさん。誰もが知っている会社ですが、「誰もが知っている」は一方で「悪いイメージも他社より多い」ということです。当初この会社さんは大手SAPらしく、若手のスタッフが集まって笑顔をこちらに向けているような、「よくある求人広告写真」としては満点のものを提出して下さいました。いちばん最初の記事内容は写真にも合うような「明るいオフィス」や「社内にカフェ」といった内容。仕事のやり甲斐は「リアルタイムでお客さんの反応がわかること」と「一攫千金のチャンス」。まずはこのタイプで載せてみました。
しかし、これらの文言は当時巷に溢れすぎていて、逆に空々しくクリエイターの心にも響かなかったようです。採用を始めて2ヶ月ほどしましたが応募が殆ど無く、PVは平均的ですが採用に結びついていない、という事態になりました。イラストレーター募集は他社でもあったものの、このSAPさんよりも小さい会社、都心を離れた会社にばかり応募が行く状況。これは良くない!ということでご相談に伺い、全面的な記事改革を行うことにしました。
まず変更したのはコンセプト。「キラキラしたオフィス像」が一番のイメージとなっていましたが、クリエイターの現場に焦点を当て、「クリエイターにとってどう楽しいのか?」「この会社のクリエイターは何故自社ゲームを愛しているのか?」といった視点で記事を練り直しました。記事はこれまでと180°違うものになりましたが、ラクジョブに登録しているクリエイターの人達は「キラキラした職場」ではなく「もの作りとしてやりがいのある職場」を求めています。前回ウリにしたような部分は全て取っ払い、改めて「クリエイターから見た会社像」を描き出しました。
写真も同じように、キラキラしたものではなく現場の写真だけを使いました。「見た目に拘らなくて良いので、開発している人達が活き活きしている写真を」という要望の元、自分達が制作しているゲームをニコニコしながらプレイしているスタッフの方々や、1人のデスクに群がってゲームの行く末を真剣に話し合うクリエイターの姿を次々と載せてゆきました。パッと見ただけでは「え?これあの会社??」と思われるような写真の数々です。
最終的にこの改革を行った当日から応募は増え、ついに残りの4ヶ月の間で1ヶ月10名以上の応募。最終的に将来が有望な新人イラストレーターと経験を積んだ頼もしいイラストレーターが2名ずつ採用出来ました。これは人事の方のご協力が無ければできない改革でもありました。柔軟な対応には心から感謝です!
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